転職エージェントは、会社<<<担当者との相性?【現役人事が考えるワーママ転職③】

ワーママ転職はエージェントを使うのが効率的という話があったけれど、エージェントってどう選ぶの?

専門職やハイクラス転職であればそれに特化したエージェントもいるけれど、初めての転職や職種がそこまで特殊でない場合には、大手の総合エージェントを使ってみるのが良いと思うよ!

でもどのエージェントを使うかよりも、「良い担当者に出会う」ことがとっても大事なので、今回はその見極め方について整理しようと思います!

ワーママ転職でぜひ使ってみてほしい転職エージェント。
私自身も、転職活動の際には大小合わせて5社ほど利用していました。

エージェントに登録して基本情報を入力すると、まずはCAやRAとの面談があり、その後実際に求人を紹介してもらうのが基本的な流れです。面談までの過程は会社やサービスによって異なり、最初に担当CA(キャリアアドバイザー:求職者担当)から連絡がくる場合もありますし、メルマガ等に登録して複数のRA(リクルーティングアドバイザー:法人担当)から求人情報のメールが来て気になった求人について問い合わせし、そこから面談という方法もあります。

求人情報を自分でさらうのは時間と手間がかかるので、オススメはCAについてもらい自分に合った求人を紹介してもらうことですが、どんな方に担当してもらうかの差が意外と大きいんです。

担当者は転職活動を二人三脚で進めていくパートナー。なので転職を成功させるには「良い担当者に出会う」ことがとても大事!そこで今回は、私が実際に転職活動をする中で感じた、初回面談前後で良い担当者を見極めるのに役立つポイントについてまとめてみます。


初回面談前後で、エージェントの担当者について見るべきポイントは以下の5つです。

  1. レスポンスが速いか
  2. あなたの言わんとすることを理解してくれるか
  3. 最初からむやみに条件を下げようとしてこないか
  4. 新しい視点での提案や情報提供をしてくれるか
  5. 人として信頼できるか

レスポンスが速いか

実際に企業にエントリーして選考が始まると、合否結果の連絡や次に向けての対策を練る等、エージェントの担当者とのやりとりはかなり多くなります。また、特に面接の日程調整など早めの返答が必要な場面も多くあります。

その時にエージェント側の連絡が遅いと困りますよね。

上記のような必要時の連絡の速さはマストですが、それ以外の、ちょっとした質問でもその日のうちに返事があると安心できます特に時間がない中で転職活動をしているワーママにとっては、ほしい時にほしい情報がもらえることはとても大切ですね。

転職活動は期限もなく、長い間取り組まなければならない可能性もあるので、リズム良く(ストレスなく)コミュニケーションが取れることは地味に大切です。

あなたの言わんとすることを理解してくれるか

要は話の意図を汲み取ってくれるか、ということです。

エージェントの担当者には最初の面談の時に、今回転職を考えている背景やこれまでの職歴、どんな会社に転職したいか等を聞かれて話すことになります。でも転職活動の初期段階なので、まだうまく言語化できていないことや想いがあると思います。

そんな時にあなたの言葉から言いたいことを汲み取って整理・言語化して確認してくれるような担当者だと、話もしやすいですよね。

逆に注意したいのは、「要はこういうことか」と勝手に思い込んで話を進めてしまう担当者。
転職相談している側からすると「そうじゃなくて…」となかなか言いにくかったりすると思うので、丁寧に認識をすり合わせてくれる方だと良いと思います。

最初からむやみに条件を下げようとしてこないか

これはワーママの転職においては特に確認したいポイントです。

子どもがいるから、時短を希望しているからといって希望年収に難色を示したり、むやみに希望条件を下げようとしてくる担当者は要注意。
「内定をもらうにはけっこうエントリーしないと難しいかもしれないですね」等、期待値調整してくる方も同じく注意が必要だと思います。

もちろん市場感としてその条件が厳しい場合もあるので、私が実際やっていたのは、「子どもがいることを後出しにする(面談の最後の方に言う)」ということ。私の場合はフルタイムで働いており転職条件的にも時短希望ではなかったので、普通に面談を進めた上で「そういえばちなみに…」という参考情報くらいの温度感で伝えるようにしていました。

それで態度や言うことが変わる方は私は出会わなかったですが、確認はしておくことをお勧めします。

新しい視点での提案や情報提供をしてくれるか

担当者があなたが伝えた条件や希望に対して、何のツッコミもなくそのまま受け入れた場合、転職支援のプロとして、正直あまりイケていないのでは…と思います。

候補者側は市場感も分からないですし、そこまで多くの企業を知っていたり調べてきているわけではありませんよね。そんな候補者が話す希望条件なんて本当に理想の状態(現実的ではない可能性が高い)です。

エージェントには候補者が希望している業界の採用動向はどうか、それを踏まえてどのあたりを狙ったらいいか、その時にこれまでの経験からどこを推していったら企業に響きそうか等、プロならではの視点や経験や市場感からの考察やアドバイスをしてもらえることを期待していますし、初回面談でそういう話ができる担当者は信頼できます。

人として信頼できるか

最後は、実際にコミュニケーションをとってみて、直感や感覚として「この人になら任せられる」「この人と一緒にやっていこう」と思えるかどうかが大切です。

転職活動はビジネスとして気持ち良く付き合える人であれば、人として気が合ったりする必要はないですが、話をする中で何か違和感を感じたり、ネガティブな感情を持った場合には違う会社を使うと決めてしまうのもありです。

エージェントは世の中にたくさんあるので、1社1人が合わなかったからといって気にする必要はないですし、最終確認は自分の気持ちに従ってみてください。


エージェント選びのポイント、いかがだったでしょうか?

私が人事の仕事をする中で、また転職活動時に利用者として出会った方々は素敵で信頼できる方ばかりだったので、必要以上に心配しなくて大丈夫です。あくまでネガティブチェックとして参考にしていただければと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA