弱みは現実的な改善策までアピールしてプラスに【採用担当が考える「弱み」の話】

前回のブログでは、面接でよく聞かれる「強み」について、採用担当目線でみているポイントについて書きました。

今回は「弱み」編。強みと弱みってセットで聞かれることが多いと思いますが、個人的に、それぞれ見ているポイントって違うんです。なので、今回は弱みを聞くときに考えていることについて整理してみます。

弱みは苦手な「事柄」ではなく、性格や特性について話す

「弱みと思っていることはなんですか?」との質問に対して「弱みは事務作業が苦手なことです」といった、苦手な事柄の話をする方にたまーに出会います。

これ、採用担当の立場ならどう感じるでしょうか?

私だったら、事務作業が苦手なのは分かったけどなんで苦手なの?それって弱みなの?んんん?と色々ハテナが浮かびますし、そういうことが聞きたいんじゃないんだけどな…と思ってしまいます。

事務作業が苦手なのは事実だと思いますが、なぜそれが苦手なのでしょうか?
そこを掘り下げることで本当の弱みが見えてくるはずです。

例えば「性格的に大雑把で細かいことを気にしないので、正確さが求められる事務作業は向かない」ということであれば、弱みは「大雑把であること」や「楽観的すぎること」になると思います。

表面的な事象ではなくて、その裏にある“仕事をする上でネガティブに働きうる自分自身の性格や特性について聞きたいので、それを意識してぜひ話すようにしてください。

弱みは“現実的な“克服プランとセットで話す

弱みは何かとセットで聞かれるのが「弱みを克服するために何をしていますか?」といったような質問です。

弱みをなくす必要はないですが、弱みをカバーするための行動や弱みの程度を下げるための対策などは必要だと思いますので、弱みの中身を考えるのと同時に改善行動についても考えてみてください。

さらに注意したいこととして、改善行動の回答でよくあるのが、意識を変えます!行動を変えます!と言うような回答。例えば、猪突猛進で計画立てて物事を進められないことが弱みだとした時に、「事前に計画を立てて取り組むように意識します」という回答です。寝坊して遅刻をしてしまう人が朝早く起きるようにします!と言うのと同じ感じですね。

意識を変えて行動が変わるならそもそも弱みではないでしょ、、と思いますし、本当にそれで改善できると思ってるの?という気持ちになります(こんな言い方はしませんが、実際にツッコんだりする時もあります)

こういうツッコミが入らないように、弱みの根本は何で、どうしたらそれを改善できるのかについて深掘りして考えてみましょう。


今回は面接でよく聞かれる「弱み」について採用担当目線で考えてみました。聞き方は色々あれど、本当に良く聞かれるポイントなのでぜひ参考にしてみてください。

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