今年の保育園の合否もでた頃ですね。無事に入園が決まった方、おめでとうございます!そして来年入園を検討している方は5月6月くらいから見学会など“保活“が始まりますね。
保育園選びって、そこまで選択肢は多くないものの何を重視したらいいか分からない…と皆さんいろいろ調べたり悩むことも多いと思います。私も役所に申請を出すときの希望順位はとても迷いました。
そんな保活中の方に向けて、今回は私が保育園選びで重視したポイントと、実際に通わせてみて大切なだと思ったポイントについて整理してみます。
- 通いやすさ
- 園や先生たちの雰囲気が良いか
- 延長保育ができるか
- 施設が充実しているか
- アクティビティが充実しているか
- 多様な人との関わりがあるか
1. 通いやすさ
共働きで仕事と子育てを両立するためには、とにかくこれがもっとも大切です。
重視すべきは、”自宅からの距離”と”通勤しやすさ”です。理想的なのは自宅から最寄り駅までの間にあること。子どもを預けてそのまま駅に向かうことができます。
保育園を決めるときに意外とイメージできていない方が多いのですが、保育園って平日週5日通うことになりますよね?つまり、雨の日も風の日も雪の日も通うことになるということです。大雪で自転車でお迎えに行けなくても歩いて帰ってこられますか?子どもが抱っこと駄々をこねても抱えて帰ってこられますか?
そういったイレギュラーな日のことを想定しても通える立地の保育園を選ぶことが大切です。
2. 園や先生たちの雰囲気が良いか
通いやすさと同率で大事なのが、園や先生たちの雰囲気、つまりは「自分の子どもを安心して預けられそうか」です。
ネットで口コミがあれば見ていたほうが良いですし、あとは見学会や説明会で直接先生たちと話をして、先生たちが明るく生き生きと働いているか、人として信頼できそうかを見極めましょう。また実際に保育園で過ごしている子どもたちがのびのびと遊んでいる様子も参考になります。
ネットだけだとリアルな情報は分かりませんので、説明会や見学会には必ず参加してください。そういった機会がなければ、お迎えの時間に保育園付近に行ってみると、通っている子どもたちの様子が見られると思います。
3. 延長保育ができるか
仕事の関係で延長保育を希望する方も多いと思いますが、朝の延長・夜の延長保育の受け入れ可能時間は保育園により異なります。また、延長保育は希望すればだれでも受け入れてもらえるわけではなく、定員があったりもします。そういった細かいことも含めて、現実的に延長保育ができるかどうかは確認しておきましょう。
また合わせて確認したいのが、通常は延長保育ではないけれども仕事で急に遅くなってしまった時に対応が可能か、です。
想定外の残業の時に、例えば15分とか30分とか遅れてしまった時に対応してくれるかどうかです。こういった緊急時の対応は保育園の規模が大きいところの方が問題なく対応してくれる印象です(延長保育している子も相対的に多くいるので、一緒に遊んでてもらえることが多いため)。先生と話す機会があればぜひ質問してみてください。
4. 保育園施設が充実しているか
わたしが重視した”施設”は、具体的には次の3つです。
- ベビーカーや自転車が置ける
- 園内が広く、園庭がある
- 給食がある(お弁当ではない)
まず、ベビーカー置き場は絶対あった方が良いです。これはある保育園が多いと思います。自転車は通勤に使えるので駅の近くに駐輪場があれば良いかもしれませんが、ベビーカーは荷物になってしまうので、どれくらいスペースがあるのかも含めて確認しておきましょう。
また保育園の広さと園庭は意外と大事なポイントだと思います。
子供にとってのびのびと遊べる空間があることはとても大切です。例えば雨が降った日に、室内で遊べるスペースが十分にないと静かに過ごすのみになってしまいます。娘の保育園は園庭とは別に室内遊戯の部屋があり、子供が走り回れるスペースがあったのはすごく良いなあと思いました
外の遊び場=園庭も大切。園庭がない場合、近くの公園に遊びにいくことになります。近くに手頃な公園があれば良いですが、少し遠くとなると移動に時間も手間もかかるので、やはり頻度は下がりますし遊べる時間も短くなります。また運動会などの行事も他の場所を借りて実施することになるので簡素になりがちです。
都内の保育園は小規模のところも多く土地もないので贅沢は言えませんが、小さくても園庭はあった方がいいなと思います。
そして給食。もしお弁当だったら…と考えると非常に負担が大きいです。
園内調理しているのがベストですが、取り寄せで提供してくれるパターンでも全然良いと思います。栄養バランスが考えられた食事を提供してくれることが大切です。
![](http://hrworkingmom.com/wp-content/uploads/2022/03/C5F9CB6B-DB6C-40A4-81B5-D6A8F598EC29-1024x683.jpeg)
5. 様々なアクティビティ(行事)があるか
ここからはmustというよりもwant条件になります。
まずはアクティビティの多さですが、保育園で過ごす時間って意外と長いんですよね…。起きている時間の半分くらいを過ごす保育園の時間は楽しい時間であってほしいですし、保育園での様子・子どもの成長が親も分かると嬉しいですよね。
保育園でイベントや行事が多くあるとその時の写真を販売してくれたり、お土産を持って帰ってきたりして保育園での子どもの様子を知ることができます。
また娘の保育園では月に1つ制作をしていて、例えば2月は画用紙で作った鬼に好きな色を塗ったものを持って帰ってきたりしました。これが地味にとても良くて、「こんなことできるようになったんだ」とか制作過程の思い出を娘が話してくれたりします。
アクティビティや行事を通して子どももさらに成長しますし、親に向けたサービスとしてもこういった機会は多い方が良いなと思います。
6. 多様な人との関わりがあるか
これも保育園の規模や方針により大きく差がでるポイントです。わたし個人としては同じ学年だけに留まらず様々な年代の人と関わってほしい、また外国人など国籍を問わない環境が当たり前になってほしいと思っていて、学年横断で遊ぶ機会が多く、通っている子も多様性がある保育園を選びました。
例えば年下の子たちと触れ合うことで「自分はお姉さん」という自覚やお世話をしてあげたりといった心の成長に繋がります。また年上の子たちと遊ぶと、体の使い方や新しい言葉をたくさん吸収してきます。
社会に出たら様々な人と関わりながら生きていくことになるので、小さいうちからそういった環境の中で過ごして、違いがあることを当たり前に捉えてほしいと考えています。家庭の教育方針に沿っているかがポイントだと思いますので、ぜひどんな環境で子供が育ってほしいのか考えて、それに合った保育園を探してみてください。
待機児童が多い地域では「こんな贅沢言ってられないよ!」という感じかもしれませんが、子どもの成長にとって大切な保育園。できる範囲で最高の環境を選んでいきましょう。