あとは、転職ってパワーがいるから励ましあう場としても活用されているのかも!
わたしは第1子を出産した半年後に育休から復帰し、その半年後に転職をしました。
「子どもがいても働きやすい職場かどうか」は、実際に子どもがいる生活が始まってからや、復職してみないと分からない部分もあったりして、出産を機に働き方を再考することはワーママあるあるだと思います。
一方で、転職したいなあ〜と思ったとしても、子育て、家事、仕事…と毎日いっぱいいっぱいなのに、そこに「転職活動」なんて重めのタスクが入るのは精神的にも抵抗ありますよね。
そんな働き方を変えたいと思っているまたは転職活動中のワーママさんたち、元採用担当人事として、またワーママ転職経験者として、実際に転職活動して感じた“ワーママ転職のポイント“をまとめてみます。
第1弾は、転職決意編。
「働き方を変えたいな」「転職しようかな」と思い始めたときに考えたい5つのポイントについて考えてみます。
転職という言葉が頭をよぎったら、「そうだ、転職だ!」と気持ちに火がつく前に、フラットに転職すべきなのかを考えてみましょう。
次の5つの問いについて整理してみてください。
- 転職によって何を変えたいですか?
- それを得ると、どれくらいプラス影響がありますか?
- 今の環境でできることはないですか?
- 転職するとした時の条件は何ですか?
- 転職難易度はどの程度ですか?
今の仕事や環境において、イヤなことは何ですか?
不満がないとしたら、何を変えたくて転職って思ったんでしょう?
ということを箇条書きでいいので書き出してみてください。
最初から条件を考え始めるとアレもコレもとなりがちなので、何のために転職をするのか、今の環境の何が一番引っかかっているのか、自分の気持ちを言語化してみましょう。
面接で話すような建前の話ではなく、ホンネで書いてみてくださいね。(面接用に伝え方を変えることは後からいくらでもできますので)
1であげたことが解消される/状況が変わることで、あなたや家族の生活にどんな・どれくらいのプラス影響がありそうでしょうか?
これは、今の状態が理由がどれくらいストレスになっているか?から考えられると思います。
例えば、今の会社では年収が低いという不満=転職によって年収をあげたい!という希望があったとして
・年収が低いことで家族の生活に大きな制限が生じていて相当ストレスがかかっており、心身の健康を損なうレベル
→年収が上がったときのプラスの影響:大
・年収は低すぎるというわけではない。でも、もっと稼げれば子どもに〇〇がさせてあげられるのに…と思うことが多々ある
→年収が上がったときのプラスの影響:中
ここで測りたいのは、転職マスト度です。
転職は時間と労力のかかるもの、そして完璧な職場というものはありません。それを踏まえると、今感じているモヤモヤは果たして忙しいワーママの時間と労力をかけて解決するべきものなのか、コスパはどうなのかを冷静に考えてみてほしいと思います。
次は、その不満や変えたいことを今の職場で改善することはできないか?なぜできないのか?を考えてみましょう。
例えば、
「子どもがいて時短で働いているが周りよりも早く帰りにくい雰囲気がある」
「周囲から早く帰ることについて何か言われているようで働きにくい」
という状況だったとしましょう。
この場合、周囲の理解を得るための行動を自らしているのか?ということが考えるポイントになります。
誰が見ても仕事をきちんとやっている/成果を上げていると分かるように自分の仕事を可視化するとか、お子さんがいない方にも状況を理解してもらえるように働きかけるとか、一歩引いて考えてみると小さなことでもやれることは色々あったりします。
不満ばかりになっていないか?今の状況の中で自分ができることをやっているのか?ということを一度冷静に振り返ってみましょう。
自分から解決する姿勢がないと、環境を変えたとしても同じような状況になったらまた転職しなければならないことになってしまいますよね。また、環境のせい/人のせいという理由は、正直、面接では通用しません。
まずは自ら現状を変える行動をせよ!ということですね。
1〜3までの質問を整理したら、いよいよ転職をすると仮定して叶えたい条件を洗い出してみましょう。
- 勤務地(通勤時間を加味してリアルに通える範囲、またはフルリモート希望など)
- 勤務時間(出社の場合とリモート勤務の場合)
- 職種、仕事内容
- 雇用形態(正社員であれば時短にするかどうかも)
- 年収(最低ライン/希望ライン)
- 会社の雰囲気(プライベートも含めて仲が良いアットホーム系↔︎プライベートは深入りしないサッパリ系)
上記のポイントが整理できたらいよいよ最後の質問に移ります。
4で書きだした条件を元に、転職サイトで絞り込み検索してみましょう。
必ず叶えたいマスト条件で絞り込みをし、妥協できる条件まで絞ったら募集要項を読んで自分がマッチしそうかを検討することで転職の難易度はだいたい見えてくると思います。
この時点で「お、けっこう希望条件の仕事ってたくさんありそう!」と思えば転職ハードルは低めということですし、逆に「希望条件での募集ほとんどないし、ハードルも高そうで無理そう…」と思うようであれば難易度は高めということです。
世の中にはたくさんの求人があるので、難易度が高そうでも転職エージェント等に相談して挑戦してみてもいいと思いますし、転職活動は見送る(今の職場でレベルアップし1年後に転職できるように準備する)という結論でもいいと思います。
さて、5つの問いで転職に踏み切るかどうか決意はできたでしょうか?
次回は「転職活動動き出し編」もぜひ参考にしてみてくださいね。