コロナで歓送迎会もなく、職場の人と親しくなるチャンスがなくて寂しい【人事のお悩み相談】

こんにちは、なおです。
社会人になって以来、ほぼ人事畑で過ごし、現在はとあるグローバル企業でHRBPをしています。

HRBPという仕事はその名の通りビジネスパートナーとして、ヒトの観点から企業の成長に貢献する仕事だと思っています。なので「採用」や「労務」と言った分かりやすい役割があるわけではなく、事業や組織の成長に必要なことは全て自分の守備範囲、「何でも屋」的な仕事でもあります。時には経営と事業計画をもとに未来のあるべき組織を議論し、時には従業員からの悩みごとを聞いて解決する…といったこともしています。

そんな中で、よくいただくお悩み相談についてシェアしていきます。

今回は「コロナで歓送迎会もなく、職場の人と親しくなるチャンスがなくて寂しい」というお悩みです。


長引くコロナ禍で、飲み会を始め、職場外でのコミュニケーションはめっきり減りましたね。私の務める会社では今(2022年8月現在)でも大人数での会食やランチは禁止されていますし、黙食が推奨されています。マスク姿が日常化していますし、職場の人でマスク姿しか知らない人もいたりしますよね。

そして、コロナ禍で転職された方も多いと思います。
私もその一人で、2020年に今の会社に転職してきたので、面接はオンラインでしたし、入社して間もなく出社制限がかかったので職場の人の顔もうろ覚えのまま在宅勤務となり、もちろん歓迎会もないまま、働いてきました。

今では週3日程度は出社していますので職場の人の顔はさすがに覚えましたが、マスクなしの生活に戻ったら、もしかしたら顔を覚え直さないといけないかもしれません・・・。

確かにコロナ前と比較すると職場の人と親しくなるチャンスは少なくなりました。一方で、長引くコロナ禍で、今の状態が日常になってきたとも言えます。だからこそ、私たちは今の状況の中でどうコミュニケーションを取るべきなのか?を考えていく必要があると思います。

ということで、コロナ禍での職場コミュニケーションについて考えてみます。

スキマ時間は会話のチャンス!こまめなコミュニケーションがチーム感を生む

親しくなるにはプライベートなことも含めてお互いのことを知る必要があると思います。でも勤務時間に業務外の会話(おしゃべり)のするのは難しいですし、下手したら仕事のやる気がない人と見なされてしまうかもしれません。

距離感の近い職場であればSNSでつながるという手もありますが、それもある程度仲良くないと難しいですよね。

なので、会話のチャンスは仕事のスキマ時間。

例えばお昼休憩や移動中のエレベーターなどをうまく使って、自分から話しかけるようにしましょう。仕事の質問でも改まって聞くよりもこういったちょっとした時間なら気軽に聞くことができるかもしれません。

私の場合は、上司が毎朝コンビニにコーヒーを買いに行く習慣があったので、それに一緒に行って(私も朝にコーヒーを飲む習慣があったので。)行き帰りの移動時間等にたくさん話すようにしました。

飲み会のようにガッツリ話すことはできませんが、短い会話の積み重ねで相手への理解が深まりますし、会話の“頻度“を高めることでよりチームの仲間意識も生まれます。

まずは業務内外のちょっとした話ができそうな時間がないか探してみましょう。加えて、スモールトークのネタをいくつか考えておくとスムーズに話し出すことができます。プライベートでの出来事や仕事のちょっとした相談など、話のタネを書き出しておきましょう。

会話のタネになる「あなたらしさ」を仕事の中でも見せてみて

仕事のスキマ時間を使って会話のチャンスを増やすことに加え、仕事の中で「あなたがどんな人なのか?」を表現できると、相手からも興味を持ってもらえる可能性が増えます。

例えばミニマリストで効率重視の人であれば、仕事においてもできるだけ無駄を省いてみたり、効率化のコツをチーム内に発信してみたりすると、チームの人たちも「〇〇さんはテキパキしている人だな」「仕事が速いな」「今度Excelの作業を楽にするコツを聞いてみよう」などなど、

おしゃべり好きで陽気な人であれば、チーム会議でひと笑い仕掛けてみたり、チャットで面白いニュースなどをシェアしてみたり…。

仕事を通してあなたの人柄や“らしさ”は自然と滲み出てくるものですが、意識して自分らしさを表現してみると、周りのひともあなたを理解できますし、話のきっかけを作ることもできます。

自分らしさを表現するというと難しく聞こえますが、まずは自分の言葉で話してみる、自分の意見を話してみるだけでも考え方や価値観は伝わります。チームにジョインしてすぐの時期は特に意識して発言するようにしてみましょう。

会社方針に従いつつ、自分からお誘いしてみよう

とはいえ、会社の中や仕事のスキマ時間だけではなかなか距離が詰めきれないですし、仕事外での接点があるとより関係性を深めることができますよね。社会的な状況や会社方針に従いながらにはなりますが、頃合いを見て、プライベートでの食事や飲み会に誘ってみましょう。

人がたくさんいるお店で集まるのに不安がある場合には、ホームパーティーを主催してみるという手もあります。また、私の場合はチーム内に同い年のお子さんがいる方がおり、会社でお互いに写真を見せたりしながら、プライベートで公園で遊ばせたりしていました。ここまで条件が揃うのは難しいかもしれませんが、日々の小さなコミュニケーションを通じて相手との共通点を見つけておくと親近感が生まれやすいですし、深い関係性を作ることにも繋がります。

自分から声をかけるのは勇気がいりますが、こんなご時世だからこそ思い切って積極的にコミュニケーションをとることが大切だと思います。


今回は「コロナで歓送迎会もなく、職場の人と親しくなるチャンスがなくて寂しい」というお悩みについて考えました。

まとめ

・まずは移動時間、ランチ、休憩時間など仕事のスキマ時間でたくさん話そう!

・仕事上のコミュニケーションでも、“あなたらしさ“を感じてもらえるように意識してみて

・コロナの状況を確認しつつ、自分でプライベートな集まりを企画・お誘いしてみよう

コミュニケーションが難しい時代ですが、だからこそ工夫して良い関係性を築いて仕事にもプラスにしていきましょう!

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