【遅め出産編】キャリアウーマンの出産ベストタイミング問題

以前のブログで早め出産についてまとめたので、今回は遅め出産についてです。
初産の平均年齢が30.7歳だから、30代後半以降に第一子を持つパターンを想定して、キャリアの話をしていきます。
この記事について

前回のブログ同様、結論として、早めが絶対いい!とか、遅めの方がいい!とかいう話ではないので、ご自身のライフプランやタイミングの参考にしてくださいね。


キャリアを積んでいるからこその安心感と怖さ

遅め出産された方は、キャリアを積んできているからこそ自身で裁量権を持っていて、うまく仕事を調整しながら子育てをすることができている方が多いです!

30代後半ともなると、会社の中で役職がついていたり、独立・起業している方などもいらっしゃいますよね。

自分ができることも分かっているし、これまでの積み重ねで周囲からの信頼もあり、仕事を任せてもらえているので調整もしやすい状況になっているということです。なので、出産や子育てというイベントがきても、プライベートに比重を置きながら仕事を続けていきやすいと思います。

逆に、積み重ねてきたものがなくなってしまうのでは…、仕事を頑張ってきたし仕事が好きなのに出産することでマミートラックに陥りそう…という不安の声も聞きます。

正直、子どもがいてもキャリアアップできるかどうかは本当に会社によります。また、女性活躍に力を入れている・子どもの有無はキャリアに関係ないと言っていても、現実は登用などがされにくい状況ということもありえます。

これから出産を考えていてキャリアアップも狙いたい方は、ワーママで実際に活躍している方いるかどうか、また実際に話を聞いてみるなどしてみるといいでしょう。そして、キャリアは一つの会社でしか積めないというものではないということもぜひ頭においておいてほしいと思います。

出産後のキャリア変更や転職は難易度が高い

キャリアの積み上げがある方は子育てとの両立がしやすいというのが1つ目のポイントでしたが、逆に、そこまでにスキルや経験をつけておかないとその後のキャリアの難易度は非常に高くなります。

まずは当たり前ですが、子育てと仕事を両立することになるので、そもそも仕事に割ける時間やパワーが少なくなります。体力的にも、20代の時のように無理はできないので(回復するのに時間もかかりますし…)、出産前と同じ環境であっても成果を出す事は難しくなります。

もし別の部署・職種に変えたいと思っても、環境を変えることへの不安もあると思うので自ら手を挙げにくいですし、復職してみて子育てと両立がしにくいと気づいてしまった場合であっても、30代後半・小さい子供ありの転職活動はなかなか市場感として厳しいのが現実です。

出産前までに、いかに戦い方を見つけられるか、どこでも働ける状態にしておけるかがとても大切です。

出産を機に、次なるキャリアを歩みだす方も

転職やキャリア変更は難しいよという話をしましたが、一方で、子どもがいても働きやすいかどうかは復職してみないと分からない、出産を機に自分の興味や価値観が変わるというのはよくある話です。

また子どもが生まれて、仕事一筋だった頃から興味の幅が広がり、子育て・仕事・趣味とよりパワフルにキラキラと活躍し始める方もたくさん見てきました。

元の環境で働き続けることがベストではないと感じたら、次なるキャリアを模索してみるのも手です。

例えば、本業である程度収入を確保しながらも柔軟性の高い環境をつくり、副業として新しいことに挑戦するというような働き方は、経験やスキルのある遅め出産ワーママだからこそできることです。

自分の強みは何か、そしてプライベートも大事にしたいと考えたときにどんな仕事・働き方ができるのかをぜひ考えてみてください。


遅め出産のキャリア的メリット・デメリット

<メリット>
・これまでの積み重ねがあれば、プライベート重視で仕事の調整がしやすい
<デメリット>
・出産後のキャリアの変更や転職難易度は高め

子どもを持つって本当に人生における一大事ですよね。

キャリアへの影響はもちろん大きいですが、結論としては「どうにかなる、どうにでもなる」と思います。

ただ、どういうことが起こり得るかをイメージしておくことで気持ちの準備やそれに向けた行動ができると思いますので、そのための参考にしていただければと思います。 

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