「人事やってて良かった!」人事の仕事の好きなポイント10選

今回は、新卒からほぼ人事一筋の私が考える「人事をやってて良かった!」と思う瞬間や、人事の仕事の好きなポイントを10個にまとめてご紹介します!

  1. 人の成長に貢献できる
  2. 仕事の影響・インパクトが大きい
  3. 周囲から頼りにされる・信頼される
  4. 自分を客観視できる
  5. どんな仕事にも活かせるスキルがつく
  6. キャリアの幅が広い
  7. 多様な人生に触れられる
  8. 自分の人生経験が全て活かせる
  9. フレキシブルな働き方がしやすい
  10. 人事仲間は素敵な人が多い!

1. ヒトの成長に貢献できる

人事をやりたい理由として個人的に一番よく聞くのが「人の成長に携わりたい」です。

実際、採用・育成することや、配置転換や登用などでチャンスを与えて成長を促していくのも人事の仕事のうちです。入り口から出口までの様々な人事施策が人の成長に結びついており、その過程を線で把握することができるので成長に貢献している実感は持ちやすいと思います。

自分が推して採用した人が社内で活躍し全社表彰などされた時には、自分が表彰されたような誇らしい気持ちになります。人事をやっていて良かったと思う瞬間の一つですね。

2. 仕事の影響・インパクトが大きい

会社の組織は個人の集合体なので、会社が強くなるためには個人を強くする必要があります。その個人を強くするを担うのが人事です。

会社における人の重要性というのを、私はベンチャーで働いていた時に本当に実感しました。
会社のリソースが少ない中で、少数精鋭で採用されたメンバーの一人ひとりが最大のパフォーマンスをすることで事業が成り立っているし、成長していく。それを支え引き上げていくのが人事の役割なんだと痛感しましたし、自分の仕事が会社の成長に直結しているんだとリアルに感じました。

大企業に転職して実感は正直薄れましたが、それでも十分影響力のある仕事だと感じています。

3. 周囲から頼りにされる、信頼される

皆さんは自分の会社の人事にどんなイメージを持っていますか?

異動や評価、昇格・登用に関わる部署なので「怖い」というイメージや、ルールに則って動くので「面倒」「柔軟性がない」といった印象の方もいるかもしれません。でも一方で、働く上で困ったことがあった時や上司に相談しにくいこと等を相談する部署・サポートしてくれる相手も人事ではないでしょうか?

「従業員の悩みを拾い上げスピード感を持って解決する」「約束したことは守る」ということを私も仕事をする上でとても大切にしています。そういった行動を積み重ね、社員さんの方から相談がくるようになるとお互いに信頼関係ができたんだなと感じますし、頼りにされていると感じて嬉しくなります。

4. 自分を客観視できる

採用や人事評価など、人の能力を把握し評価をするのも人事の仕事の一つです。
他者の評価をすることも多いですし、経営や役職者の評価・所感を聞いたり、評価をすり合わせたりする場面も多々あります。

人の評価をする中で、今どんな能力が必要とされていて、「能力が高い」とはどの程度のことを言うのか、といったデータが蓄積されていきます。すると他者評価の精度が上がると同時に、自分自身を客観視することもできるようになっていきます。
比較データを多く持っているので、相対的な自分の強みや成長課題が分かるようになるということです。

また自分の立ち位置も分かるようになるので、どのように立ち回るべきかを考え、リアルタイムに自分の言動を顧みながら行動の修正ができるようになっていきます。そういったことの積み重ねが、仕事上での成長や評価にも結びついていると感じます。

5. どんな仕事にも活かせるスキルがつく

人事のスキルとして分かりやすいのは対人能力だと思います。
1対1の単純なコミュニケーションはもちろん、大勢の前でプレゼンをしたり、採用候補者の引きつけをしたり、難しい場面で相手を説得したり交渉したりすることもあります。

「人の事」をする仕事なので、人への対応スキルは否応なしに上がりますし、どんな仕事でも他者と関わる必要はあるので違う職種にいったとしても絶対に人事の経験は活かせます。

また人事は社内で関わる部署が多いため、根回しや社内調整が必要な場面も多くあります。どう進めればスムーズにいくのか、どの場面で相手にどういう伝え方をすればいいか、戦略を立てて実行する力や強かさも他の仕事で活かせるスキルの一つなのではと思います。

6. キャリアの広がりがある

「人事」といってもその領域はかなり広く、それぞれの専門性が高いため、「人事」のなかでキャリアを広げられるし突き詰めがいがあるというのも人事の仕事の良いところの一つです。

人事の求人をみると、採用・人材育成・人事企画・労務・HRBPなどで募集がかけられていますが、それぞれ求められる能力やスキルが全然違います。全然違うのですが、同じ人事ではありますし仕事上の関わりも多いので、横の移動はしやすいです。
人事未経験の方が人事企画をするのと、採用担当から人事企画に移るのとでは立ち上がりのスピードが違います。

そしてそれぞれの仕事の専門性が高いので、深めていけばいくほど面白みが増すのも魅力です。
人事の中で様々な領域を経験してから、専門性をつけていく領域を決めて幅と深さを出していくキャリアもありだと思います。

7. 多様な人生に触れられる

人事として働く中では、本当にたくさんの人との出会いがあります。

わたしが採用担当をしていた時期は、1日に最高で7人面接したことがありました。1日で何人も初めましての人と話をする、またその人のこれまでの人生や価値観について話すなんてことは人事でないとなかなかできない経験だと思います。

多くの人と出会い、その人生を知ることで、自分自身が受容できる範囲が広がっていき様々な状況や考え方を受け止めやすくなります。また、自分の人生で今後起こりうることが想像できるようになり、事前の心構えができたりもします。

他の人の人生に触れることで自分自身の人生がより豊かになる、そして人の人生をより豊かにすることができるのも人事の仕事の面白いところだと思います。

8. 自分の人生経験が全て活かせる

人事の仕事においては、相手のことを理解する・いろいろな人の立場で考えることが必要になります。
その時に、自分自身がいろいろな経験をしていると相手のことを理解しやすいですし、「こんな人もいるかもしれない」ということを想定しながら考えることができるようになります。

見た目や学歴などのコンプレックス、結婚する・子どもを産むなどのライフイベント、大事な人が亡くなるなどの悲しい出来事も全て自分の糧にして、同じ状況の人がいたら理解し寄り添い、人事としてできることをする。

若手の時よりも人事として経験を積んできた今の方が、自分が実際に経験したことを活かせる場面が増えてきていると感じます。

9. 働き方を自分で調整しやすい

担当領域にもよりますが、リモートワークや副業などとの相性が良いのも人事の仕事の特徴です。

私は今はHRBPとして働いており、社内でのやりとりがほとんど、緊急案件以外は長いスパンで目標を立てて進めていくような仕事が多いです。そのため子供が熱を出して急に休まなければならなくなっても、社内のミーティング調整をしたり、自分の仕事のスケジュール調整ができれば問題なく休めます。

採用や労務など他の領域の仕事であっても、繁忙期などの波はもちろんありますが、自分の裁量で仕事の進め方を決められることが多いと思います。

また人事はどこの会社でも必要なので、副業案件も見つけやすい職種です。採用業務の代行や人事コンサルなど、フリーランスとして複数の企業と契約し部分的に業務を請け負うという働き方も比較的簡単にできます。

ライフステージなどに合わせて働き方が柔軟に変えられるのは良い点ですね。

10. 人事仲間は素敵な人が多い!

最後にして最大の魅力なのではと思っているのがこれ!
人事の仕事をしている人って、本当に魅力的な人が多いんです(自分がそうかは置いておきますが…)

魅力的までいかないにしても、「変な人が少ない」「真っ当な人が多い」のは人事の特徴なのではと思います。

人事は会社の顔であり、人事の対応次第で世の中からの印象や社内の従業員のエンゲージメントが大きく左右されることもあります。そんな立場に変な人を置くわけがないですよね。

他社人事の方との交流の機会も多くありますが、一緒に働きたいなと感じる方が多く、自分もこんな人事になりたい!もっと頑張ろう!という気持ちになります。そんな人事同士の繋がりも人事の仕事をやっていて良かったと思うポイントです。


今回挙げたもの以外にも良い点はたくさんあると思うので、他の人事の方からもぜひ意見を聞いてみたいなと思います。

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